先日東京国際家具見本市に行ってまいりました。
ミラノのそれと比べると規模は数分の一で、なんとも寂しいものだと行く度に思います。
ミラノでは言うまでもなくサローネデルモービレ、家具見本市はデザインのイベントの中心です。
日本では人々がデザインに対する感心を持っていないのではないかととも思っていましたが、東京デザイナーズウィークなどの盛り上がりを見ると、最近ではそうでもなさそうです。
今年強く感じたのは、日本ではデザインが家具から発信される物ではなく、デジタル家電などのハイテク製品がトレンドを引っ張っているということです。
国によって盛んな工業が違うので当たり前のことなのかもしれませんが、家具業界に関わる者からすると、もっと業界ががんばらないといけないのではないかと、少し焦りを感じました。