デザイン教室の特に幼稚園クラスでは、後半になると立ち歩いている子がいます。
知らない人が見たら「教室が荒れている」と感じるかもしれません。
「先生がもっと厳しく言ってくれてもいいのに」
というご感想の保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、デザインの作業ではじっと座っていてもいいアイディアは出ませんし、他の子の作品を見るのも大事です。
また、教室が賑やかになるのはむしろ好ましいので、私から無理に席に着かせることはしていません。
また、みんなが次の課題をやっているのに、前の課題を一生懸命続けている子がいることもあります。
ここでも私から無理に次の課題をさせることはいたしません。
夢中になれることは何より大きなパワーを生みますし、それはみんなと同じ課題をすることよりも力になると思うからです。
「自由な発想」が大事だと、デザインの世界に限らずよく言われていますが、子供たちを見ていてわかるように、子供の時はみんな「自由な発想」を持っていますよね。
それが「常識」や「羞恥心」などを身につけながら、大人になるとだんだんと「自由」がなくなってしまうのだと思います。
「ちゃんと座っていること」「先生の言ったことをすること」は習い事ではそれぞれ常識かもしれませんが、デザイン教室では「ダメ」は最低限にして、できるだけ子供の自由な発想を奪わないようにしていきたいのです。
既にみんなは紙からはみ出して描いたり、色をぐちゃぐちゃに重ねても気にしないで描けるようになっています。
そのうち紙をくしゃくしゃにしたり、穴を空ける子が出てくるかもしれません。
そんな掟破りのみんなの成長を期待しています。
ーーーこどもデザイン教室りねあーーー東京文京区小石川に2016年春開講・お絵描き好きだから習わせてみたいけど、芸術家になるわけじゃないし・・・いえ、「こどもデザイン教室りねあ」では、“アート”ではなく“デザイン”を学べます。詳しくはホームページをご覧下さい。
こどもデザイン教室.com